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小林よしのり
2020.6.3 20:32日々の出来事

自粛の民と暴動の民

歯の治療のために銀座に行ってきたが、やけに人手が
少なくて、せっかく飲食店を開けているのに、誰も入って
いない。

誰も彼もマスクをしていて、治療を終えて、買い物のために
店に入るたびに、消毒スプレーを強要され、マスクをして
なきゃ入れない。
店員はマスクして、フェイス・シールドしてるし、客も全員
マスクしている。

ホテルで食事しようと思ったら、入り口でマスクを渡されて、
しなきゃ入れないし、消毒スプレーも強要されるから、
今日だけでもう何回消毒スプレーしたか分からない。

こんなに消毒ばかりしていたら、手の細菌が全て死んで
しまって逆に危ないんじゃないかと不安になる。

関西の設営隊長からの報告で、大阪の会場が断わられて、

なんと年内いっぱい借りれないそうだ。
8月には「コロナ論」が出ていて、最近、視聴者が激増した
「おどれら正気か?」の出張版だから、盛り上がるだろうが、
なにしろ会場を貸してくれないし、人数もソーシャル・ディス
タンスを避けるという理由で、大幅に縮小されてしまう。

8月もこの調子で自主的な自粛が続くのだろうか?
自粛要請なんか出ていなくても、全国民が自粛したままで、
もう貝殻に閉じ籠って出て来そうにない。

アメリカは黒人差別でデモを通り越して暴動が起きてる
くらいなのに、日本はなんて臆病虫なんだろう?
暴動・略奪の民と、自粛・引き籠りの民、一体どっちの
ほうが、望ましいのだろう?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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